鍼灸の治療は、本来、東洋医学に基ずくものです。鍼灸というと、肩、腰、膝などが痛い場合に対する、対症的的な治療、だと思っている方が多いです。
私たちの治療院では、それにプラス、病気の根源を治す治療を施す事で、中々治らない、慢性的、または難しい病気の治療をしています。
そのために、患者さんの体質を、東洋医学的に診察し、証をたて、治療方法を決定します。
ですから、中々治らないのは、どうしてなのか。難しい病気の原因はどこにあるのかまでを、考慮した治療が可能です。
はりの治療について
はりは、写真のように、一本づつ滅菌消毒されて、パック詰めされてた物を、ディスポーザブル(使い捨て)で使用しています。
太さは、0.16mm〜0.18mm、長さは、30mm〜40mmで、刺鍼時の痛みは、私たちが施術すれば、「刺しますよ」と言わなければ、気が付かないほどです。
はりの効能
痛みが、早く収まります。
炎症が、早く収まります。
のぼせを、緩和します。
はりは、身体をしずめて、冷やす効果があります。
お灸の治療について
お灸と言うと、「熱いのでは?」「火傷ができるのでは?」と心配する方が多いと思いますが、当院では、写真のような、灸点紙というアルミのシートを敷き、その上に艾をのせて施術します。
ですから、ほとんどお灸の跡はつきませんし、熱さもかなり緩和され、いくらか、「チクッとするかな?」という程度です。
お灸の効能
身体が、温まる。
身体が、柔らかくなる。
身体が、元気になる。
お灸は、熱の刺激ですから、身体が温まり血行が良くなります。
冷えている所が、温まり柔らかくなります。
弱っている所が、元気になり、体質が改善されます。
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お灸を、自分でやってみたい方へ
お灸は、昔から、自分ですることができるものです。
奥の細道の松尾芭蕉さんも、自分でお灸をすえながら旅をしました。
今は、せんねん灸など、手軽にできるものが、市販されていますね。
ただ、ご自分では、何処に、どのくらいお灸をしたら良いか分からないと思います。
もし、自分でやってみたいと思われたら、当院にご相談ください。
どこが違うのか
はりやお灸は、刺激による物理療法の一つと言えると思います。
何で刺激によるかは、色々です。(電気、マッサージなど)
どんな方法で施術するかは、治療院によってさまざまです。
治療は、過ぎればかえって悪くしてしまいますし、足りなければ効きません。それをちょうど良く施術するには、技術と経験が必要です。
適切な施術をすれば、病気やけがを、早く、または、治りにくいものを良くすることが出来ます。
いつかは治るだろうと、痛み止めや湿布をして待っているより、はりやお灸で、積極的に治療すると良いと思います。